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まず、この講演会に参加するにあたり、1歳10ヶ月の娘を朝9時から夕方5時までの長時間、自宅近くの保育施設に預ける事にしました。産まれてから今まで、こんなに長く離れた事がなく、その不安が私の頭の中の大部分を占めていました。

しかし、いざ講演会がはじまり、午前の部「楽しいトークで体が楽になるテクニック教えます!」の吉井雅彦先生のお話を聞いているうちに、すっかりその不安もなくなり、緊張もほぐれ、無駄な所に入っていた力が抜けたように感じました。身体は、小さな刺激で十分だというお話と実践には驚かされ、「やさしい手の平」の実践で、磁石が反発するような「気」を感じ取れた時には、人間の手の平が持つ大きな力に気づかされました。そんな驚きや気づきは、午後の部の宇治木敏子先生・明橋大二先生の講演でもますます膨らんでいきます。副題「生命を繋ぐタッチ・コミュニケーション」とあるように、赤ちゃんの皮膚への刺激の大切さ、また出産後のお母さんへのストレスケアの大切さを、ベビーマッサージを通してお話してくださり、親子のふれあいがどんなに大切か深く気づかされました。最後に、参加者全員が目を瞑り、自分がお母さんの子宮の中にいる胎児になったようにイメージする「子宮のワーク」では、講演会場すべてが羊水に浸かったような空間になり、なんだかとても不思議な、温かい気分になりました。

そして、いよいよ「子育てハッピーアドバイス」の明橋大二先生のお話です。私はこの講演会のチラシをもらうまで、明橋先生の事をまったく知りませんでした。周りに聞くと、かなり有名な先生で、執筆された本は200万部を突破していると教えてもらいましたが、あえて先生の事をインターネットで調べたり、執筆された本なども読まずに、講演会に臨みました。副題「自己肯定感を育む子育てを考える」というのを読んで、まず感じたのが「自己肯定感」ってなに?という事でしたが、先生のお話しの中で、謎は解け、その自己肯定感は0歳から3歳までに構築されるものだと知って、ちょうどその年齢の子どもを持つ親としては、より真剣に、先生のお話の世界に入り込んでいきました。具体的な対応や、子どもの心の動きを、分かりやすく図に描いて示してくださり、書き写したメモ書きを見ると、いつでも先生の言葉がよみがえってきます。最後には「くまのこうちょうせんせい」という感動的な絵本を紹介していただきました。これはもう、涙がこみ上げてきて止まりませんでした。講演の最後にはすっかり明橋先生のファンになり、本を買うぞ!と決心しました。

すべての講演が終了し、プログラムの最後は座談会です。私と同じように2歳前の子どもを持つお母さんが、お友達を叩いてしまう我が子の事について、どう対処したらいいのか質問されました。うちの子にも同じような事があります。でもそれが、2歳前後の子どもにとっては、大切な成長の過程で、順調にまっすぐ育っている証拠だという言葉に、質問したお母さんも、私も「ほっ」としました。毎日、新しい事が起きる度に、子育てに不安を感じ、どうしたらいいのか?と思いながら、子育てをしている私たち。この講演会で得たものは、とても一言では言い表せません。たくさんの元気とぬくもりと、そして「それでいいのだよ」という励ましの言葉をもらったように感じました。

娘を迎えに行く帰り道、今日一日ママがいない時間を過ごした娘を思いっきり抱きしめてあげよう!腕の中で思いっきり泣かせてあげよう!と思いながら、車を走らせていました。その日の娘の様子を聞いてみると、最初は大泣きだったようですが、次第に落ち着きお友達と遊ぶようになったと言います。きっと私の頭の中から不安が消え、緊張がほぐれた頃に、娘も泣き止み、お友達の輪の中に入っていたのでしょう。もちろん、迎えに行った私の顔を見た彼女は、泣きながら抱きついてきました。そしてしばらく、私の腕の中で泣きじゃくっている娘を抱きしめながら、「今日一日、よく頑張ったね。ママに素敵な時間をくれて、ありがとう!」と声を掛けました。こんな穏やかな気持ちで、娘に接することが出来たのも、この講演会のお蔭です。素敵な講演会をありがとうございました。



 

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