ターミナルケアにおける看護師の役割

屋上で話をする看護師の男女 記事
屋上で話をする看護師の男女

ターミナルケアにおける看護師の役割とは何でしょうか。具体的には以下のようなことが挙げられます。

日常的な全身管理と苦痛の緩和

  • 症状マネジメント(痛み・呼吸困難・不安・嘔気などの緩和ケア)
  • 皮膚ケア(褥瘡予防・保清)
  • 排泄ケア(排便・排尿のコントロール)

患者・家族への精神的サポート

  • 終末期の不安や恐怖に寄り添い、話を聞く
  • 家族へのグリーフケア(喪失と向き合う支援)
  • 医師との橋渡し(治療方針や意思決定のサポート)

最期の時間を穏やかに過ごせるよう調整する

  • 環境調整(好きな音楽を流す・落ち着ける空間づくり)
  • 家族が悔いのない時間を過ごせるよう支援
  • 看取りの瞬間の精神的なサポート

倫理的な調整役

  • 延命治療を続けるかどうかの意思決定支援
  • 患者の尊厳を守るためのケア(苦痛の緩和を優先する対応など)

医療職としての専門的ケア(看護師の専門性)

  • 点滴管理や投薬の調整(医師の指示のもと)
  • 呼吸ケア(酸素管理・口腔ケア)
  • 看取りの瞬間の技術的なサポート

まとめ

ターミナルケアにおいて看護師だからこそできるのは、単なる医療処置ではなく「患者や家族に一番近い存在として、身体的・精神的・倫理的なサポートを提供すること」です。

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